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2018年4月号

Matrix Science Ltd.(本社英国ロンドン)は今年で創立20年を迎えました。

ASMSカンファレンスの会場にて、6/4(月)と6/5(火)に「ASMSワークショップ2018(Mascotユーザ朝食ミーティング)」を開催します。

Mascot Distiller 2.7をリリースしました。プロファイル質量データのピーク抽出処理を劇的に高速化した他、レポーターイオンピークの取り扱いに工夫を加えました。

Mascotを利用した論文を取り上げています。お客様が取り上げてほしい話題や研究論文がありましたらぜひご紹介ください。

Mascotニューズレターのバックナンバーは このページ からご覧いただけます。日本語版は「Japanese」リンクをクリックしてください。また、Mascotニューズレターの内容に関してお気づきの点やご質問などありましたらご連絡ください。

 

もくじ

20-20キャンペーン
ASMSワークショップ
MS3レポーターイオン
今月の論文
Mascot Distiller 2.7
 

Mascot 20-20 キャンペーン

弊社の親会社であるMatrix Science Ltd. が今年で創立20年を迎えるのを記念して、2018年7月末までのMascot Serverのバージョンアップのご注文に対して20%のディスカント行います。詳しくは こちら をご覧ください。

20th Anniversary offer

ASMSワークショップ(ユーザ朝食ミーティング)2018

第66回米国質量分析学会(ASMS Conference on Mass Spectrometry and Allied Topics)に合わせ、6/4(月)と6/5(火)に「ASMSワークショップ(ユーザ朝食ミーティング)2018 at サンジエゴ」を開催いたします。開催場所はASMSカンファレンス会場となるコンベンションセンター内の会議室です。今回は、Mascotユーザーによる事例紹介の他、弊社製品の効率的かつ効果的な利用方法や新規サポート機能などをご紹介いたします。弊社のプログラム開発技術者も参加いたしますので、直接の情報交換の場としてもお役立ていただければ幸いです。

6月4日(月) 7:00 am - 8:00 am

Expanding the landscape of human phosphorylation presented by Claire Eyers, Centre for Proteome Research, U. Liverpool

Mascot Distiller gets up to speed presented by Matrix Science

6月5日(火) 7:00 am - 8:00 am

Identification of Iodine-containing Alkylation Reagent related Artifacts and Polymer Contaminations in Proteomics Samples presented by Dominic Winter, Institute for Biochemistry and Molecular Biology, U. Bonn

Using spectral libraries to pick a peck of pickled peptides presented by Matrix Science

参加ご希望の方は こちら からご登録ください(参加費は無料です)。開催日が近づきましたら改めてご案内メールを差し上げます。朝食がてらお立ち寄りくださいませ。

San Diego

Mascot DistillerによるMS3レポーターイオン定量

iTRAQやTMTなどのレポーターイオン定量法を使用する場合、レポーターイオン出現領域に出現する様々な妨害ピークにより定量結果が歪められる可能性があります。これを防ぐために、MS2スペクトルのレポーターイオンピークを使わずに、妨害ピークがより少ないMS3スペクトルのレポーターイオンピークを定量解析に使用する研究者が増えています。

Mascot Distiller 2.7は、MS3レポーターイオンピークを「切り出し」、MS2のレポーターイオンピークと「置き換える」処理をサポートしています。この置き換え処理により得られる定量値は、MS2スペクトルとMS3スペクトルを単に合算する場合よりも良い結果を与えます。

解析例として、PRIDEにアップされているTMT 6-plexのデータセットを使ってペプチド比を計算したところ、MS3レポーターイオンのみを使用した場合は2.99、MS2とMS3のスペクトル全体を合計した場合は2.70、MS2データのみ使用した場合は1.99でした。因みに答えは3.0です。詳しくは ブログ ご覧ください。

Mascot Distiller settings

今月の論文

Mascotニューズレターで取り上げてほしい話題や研究論文がありましたらぜひご紹介ください。また、Mascotニューズレターの内容に関してお気づきの点やご質問などありましたらご連絡ください。

 

Simple, scalable, and ultrasensitive tip-based identification of protease substrates

Gerta Shema, Minh T. N. Nguyen, Fiorella A. Solari, Stefan Loroch, A. Saskia Venne, Laxmikanth Kollipara, Albert Sickmann, Steven H. L. Verhelst and Rene P. Zahedi

Molecular & Cellular Proteomics, (2018) 17 826-834

The authors have developed a new method for the identification of novel N-termini formed by the action of proteases upon various protein substrates, revealing information about the regulatory proteolytic networks in health and disease. The method relies on the enrichment of the N-terminal peptides followed by MS identification and quantification.

The method, charge-based fractional diagonal chromatography in a pipette tip or ChaFRAtip, utilizes well-established protein chemistry and minimal equipment: A pipette tip with a cellulose frit, strong cation exchange chromatography beads and common buffers. In conjunction with iTRAQ-8-plex labeling, the method can quantify over 2,000 N-terminal peptides across eight samples using around 4 µg of protein per condition/channel.

The authors compared the original LC/MS methodology to ChaFRAtip using SH-SY5Y cells treated with staurosporine to induce apoptosis. They achieved a similar level of technical reproducibility for both methods and quantified 975 ±24 (HPLC) and 783 ±71 (tips) unique N-terminal peptides at 1% false discovery rate.

Thumbnail from featured publication

Mascot Distiller 2.7

Mascot Distiller 2.7 をリリースしました。最新版は「2.7.1」です。Mascot Distillerのライセンスをお持ちのお客様は無償でバージョンアップすることできます。Mascot Distillerの サポートページ からインストーラをダウンロードしてください。また、30日間有効な評価用ライセンスを発行できますのでお試しください。

Mascot Distiller 2.7ではプロファイル質量データ処理に改良を加え、ピーク抽出処理を劇的に高速化しました。

Mascot Distiller

お問い合せ

マトリックスサイエンス株式会社

〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-10 ARTビル1F

info-jp@matrixscience.com

電話:03-5807-7895

ファクシミリ:03-5807-7896

 

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T +44 (0)20 7486 1050  F +44 (0)20 7224 1344  E info@matrixscience.com
 

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