MASCOT ver.2.7 アップグレード時に発生するエラーと、その対処方法
Mascot Server 2.7 にアップデートした後Database Manager 画面を初めて開くと、エラーメッセージが表示される例がいくつか報告されています。表示されるエラーメッセージは以下の通りです。
"Some of the predefined definitions files in /mascot/config/db_manager/public have the same last-modified time."
これは、アップグレードに使用するインストーラープログラムが時々引き起こしてしまう問題です。現在も原因は不明でバグ調査中です。アップグレード実行時、Database Manager がデータベースの基本定義ファイル「databases_1.xml」の更新日時を、既存の他の定義ファイルと同じ内容に書き換えてしまう事があります。その結果、更新順序の判定に問題が生じ前述のようなエラーメッセージが生じます。
エラーメッセージにあるフォルダのファイルリストをチェックして、databases_1.xmlの更新日が2018年3月8日かご確認ください。もしこの日付であれば、修正方法はdatabases_1.xmlの最終更新時刻をほんの少しだけ変更するだけです。
Linuxの場合:シェルプロンプトで、エラーメッセージで指定されたディレクトリに移動します。続けてファイルのタイムスタンプを変更するコマンドtouchを以下のように実行します。
touch -t 201803081128 databases_1.xml
コマンド実行後、dirコマンド等で該当ファイルの更新時間がtouchで設定した通り(例なら11:28)になっているかご確認ください。
Windowsの場合:PowerShellウィンドウを開き、エラーメッセージで指定されたディレクトリに移動し、次のように入力・実行します(改行のない1行です)。
$(Get-Item "databases_1.xml").lastwritetime=(Get-Item "databases_1.xml").LastWriteTime.AddMinutes(1)
コマンド実行後、該当ファイルの更新時間が実行前より1分進んでいるかご確認ください。
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