Daemonの新機能 Quantitation Summary : 出力データを使った統計解析の実施やグラフの作成例
2020年5月のブログ記事(英語、日本語訳)でご紹介した Daemonの新機能、”Quantitation Summary”で定量データをまとめ出力した情報は、さまざまな方法でデータ解析や可視化する事ができます。
スプレッドシートを開くことのできるEXCELのような基本プログラムでも、ファイルを読み込みデータ処理を行うことができますが、複雑な統計解析を行うには一苦労です。
Max Planck研究所が開発したソフトウェアPerseusであれば、グラフィカルなユーザーインターフェースを使って比較的簡単にデータを取り扱う事ができます。さらに、’R’のパッケージの1つであるBioconductorには、プロテオミクスおよび質量分析データ解析用の200以上のスクリプトが用意されています。
数行のRスクリプトで何ができるかを説明するために、非小細胞肺がんの発がん性マイクロRNAの10plex TMTデータを使って実際に様々な図表を作成しました。box plot、PCA解析、ヒートマップ、volcano plotが簡単に作成できます。
サンプルマップとQuantitation SummaryについてはMascot Daemonのヘルプファイルにその内容と使い方が記載されており、Bioconductorには広範囲のサポートとチュートリアルがあります。
詳しくは2020年6月のブログ記事(英語、日本語訳)をご覧ください。
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